柴田ケイコさんは、絵本『パンどろぼう』の生みの親!
この作品で彼女を知り、「この作家はどんな人なんだろう?」と気になった方も多いはず。
この記事では、柴田ケイコさんのwikiプロフィールや経歴を紹介。
家族とのエピソードから代表作の背景までをわかりやすく解説します。
読んだ後にはには、次に読みたい絵本が見つかり、親子の時間がより豊かになるはずです。
柴田ケイコのwikiプロフィールまとめ

絵本『パンどろぼう』で一躍人気作家となった柴田ケイコさんのプロフィールはこちら。
- 活動名…柴田ケイコ
- 本名…橋本啓子(旧姓・柴田)
- 生年月日…1973年7月9日
- 出身地…高知県高知市
- 職業…絵本作家・イラストレーター
- 趣味…山登り
ユニークなキャラクターと、子どもも大人も笑顔にするストーリーで知られています。
SNS情報は?
柴田ケイコさんのSNS情報はこちらです。
- Instagram…@keikoshibataillust
- X…@7shibata_illust
山登りでリフレッシュ!
柴田ケイコさんの趣味は山登り!仕事の合間で時間ができた時によく山登りに出かけるそうです。
過去には西日本最高峰と言われる石鎚山に挑戦したことも!
登山の一番の楽しみは「山頂で美味しいものを食べること」というのが、柴田さんらしいですよね。
自然の空気を吸いながら、身体を動かし、五感を研ぎ澄ませる。
このような時間が、作品づくりにも良いリセットになっているのかもしれません。
柴田ケイコの経歴まとめ

柴田ケイコさんの作品はあたたかさやユニークさが魅力ですが、背景には、彼女ならではの人生経験があります。
ここからは、そんな彼女の経歴をたどってみましょう。
出身校と芸術への原点
柴田ケイコさんは、「高知県立小津高等学校」の美術部に所属しながら、絵を描く楽しさと向き合っていました。
美術への関心は早くから芽生え、デッサン塾にも通っていたそうです。
その後、「奈良芸術短期大学(ビジュアルデザインコース)」へ進学し、グラフィックや視覚表現について学びました。
この時期に培われたデザインの素養が、現在の絵本制作における色彩や構図の巧みさにつながっています。
グラフィックデザインの経験がある作家ならではの表現が、柴田さんの作品の魅力の一つとなっています。
現在はどこに住んでる?高知と創作の関係性
柴田ケイコさんは現在も地元の高知県を拠点に活動中。
過去のインタビューでは、
高知で育った経験が重なって、自然と創作するときの引き出しになっています
と語り、高知の自然に恵まれた環境や、ゆったりとした時間の流れが、インスピレーションの源になっているようです。
また、日々の暮らしの中で生まれる小さな発見や、地域ならではの食文化も作品に反映されています。
『パンどろぼう』に登場する“食”の描写が豊かで魅力的なのは、こうした生活環境が根底にあるからこそです。
柴田ケイコは結婚してる?夫や子供と作品の関係性

柴田ケイコさんの絵本には、どこかあたたかくて、子どもに寄り添うやさしさがにじみ出ています。
それはきっと、作家自身が“母”という立場を持っているからこそ生まれる感覚でしょう。
柴田さんの創作活動は、家族とともにある日常から切り離せません。
ここでは、結婚や育児の経験が彼女の作品にどのような影響を与えてきたのかをひも解きます。
結婚してる?夫との暮らしと支え合い
柴田ケイコさんは結婚しており、ご家族とともに高知県で暮らしています。
夫とは長年にわたって支え合いながら家庭を築き、彼女の創作活動も家庭の理解と協力があってこそ成り立っているそうです。
絵本作家という仕事は、創造力だけでなく集中力と継続力も必要。
日々の育児や家事と並行しながら作品を生み出すには、家族の支えが欠かせません。
特に地方で創作に取り組む柴田さんにとって、夫とのパートナーシップは大きな力となっていると考えられます。
子どもとの関係が作品に与えた影響
柴田さんにはお子さんがいます。
彼女が初めて絵本を手がけるきっかけとなったのも、子どもが弱視と診断されてめがねをかけることになった経験からでした。
当時、めがねに対して前向きになれないわが子を見て、
めがねをテーマにした楽しい絵本を作りたい
という気持ちが芽生えたそうです。
その思いから生まれたのがデビュー作『めがねこ』です。
8年という長い時間をかけて完成したこの作品には、子どもへの愛情があふれています。
「母の視点」が絵本作りにどう活かされているか
柴田ケイコさんの絵本に登場するキャラクターは、どれも個性的で愛嬌にあふれています。
その根底にあるのは「親が子に読んであげたい」と思える作品づくり。
単に子どもが笑ってくれるだけでなく、親子の会話が生まれるような絵本を目指しているそうです。
このキャラクターって誰に似てるね
この場面、おうちでもあるよね
といったやりとりが自然と生まれるように、ストーリーには日常の延長線上にある“リアリティ”が込められています。
この視点は、まさに母としての日々の積み重ねから得られたものなのでしょう。
柴田ケイコが絵本作家になったきっかけ

現在では数々のヒット作を持つ絵本作家として知られる柴田ケイコさん。
もともとはグラフィックデザインの世界でキャリアをスタートさせました。
表現手段としての絵を探求していく中で、彼女がたどり着いたのが“絵本”というかたちでした。
ここでは、柴田さんが絵本作家として歩み出した経緯と、創作に込める想いについてご紹介します。
グラフィックデザイナーから絵本作家へ
奈良芸術短期大学を卒業後、柴田さんは印刷会社やデザイン事務所でグラフィックデザイナーとして勤務していました。
クライアントの要望に応じてデザインを仕上げる毎日。
プロとしての技術を磨く場でありながらも、自分自身の表現を追求できる場ではなかったといいます。
そんな中、「もっと自由に絵を描きたい」という気持ちが次第に強まりました。
29歳のとき、周囲の後押しもありフリーランスのイラストレーターとして独立。
その一歩が、絵本作家への道へとつながっていきました。
「伝えたい」が「描きたい」を超えた瞬間
イラストレーター時代の柴田さんは、「描くことが好き」という純粋な気持ちで仕事を続けていました。
しかし、絵本に関わるようになってからは、「描きたい」だけでなく「伝えたい」という強い気持ちが創作の原動力に!
こうした変化が、柴田さんを単なるイラストレーターではなく、“作家”へと進化させました。
描くことの延長線上にある「物語ること」が、彼女にとっての表現手段となった今。
柴田ケイコという作家の世界観はより豊かに、深く広がり続けています。
柴田ケイコさんの人気作品7選!読む順番は?

柴田ケイコさんの魅力は、『パンどろぼう』だけにとどまりません。
ここでは、代表的な絵本をまとめてご紹介します。
さらに、次に読むべきおすすめ作品もピックアップしました。
『おいしそうなしろくま』『ぱなしくん』などの人気作紹介
柴田さんの代表作といえば『パンどろぼう』シリーズが最も有名。
ですが、その他にも注目すべき絵本が数多くあります。
タイトル | 内容・特徴 | 発行年 |
---|---|---|
めがねこ | めがねをかけたネコが主人公。 子どもの視力と自己肯定感に 寄り添うストーリー | 2016年 |
おいしそうなしろくま | 食べ物が大好きなしろくまが なんでも食べ物に見えてしまう | 2017年 |
あま〜いしろくま | 『おいしそうなしろくま』の 続編。甘いものに夢中な 主人公の可愛さが人気! | 2018年 |
ぱなしくん | 何でも“ぱなし”にしてしまう 男の子の日常を描く、 しつけ要素もある絵本 | 2020年 |
よるのあいだに… | 夜のあいだに働く人たちを 描いた絵本。子どもに “社会のしくみ”を伝える一冊 | 2021年 |
ドーナツペンタくん | ドーナツが大好きなペンギンの キャラクターが活躍。 食欲とユーモアを融合 | 2023年 |
次に読むならどの作品?
初めて柴田ケイコさんの絵本に触れる方は、『パンどろぼう』シリーズがおすすめ!
毎回ちがった視点や新キャラクターが登場するため、親子で飽きずに楽しめます。
そんな私も柴田ケイコ作品ファンの一人。
個人的なおすすめの読書ステップをまとめてみました!
- 『パンどろぼう』シリーズ(まずは王道)
- 『おいしそうなしろくま』『あま〜いしろくま』(ユーモアと可愛さ)
- 『めがねこ』シリーズ(感情に寄り添いたいときに)
- 『ぱなしくん』(しつけをテーマにした楽しい絵本)
- 『ドーナツペンタくん』(新作をチェックしたい方に)
どの作品にも、柴田さんならではの温かさと笑いが詰まっています。
読むたびに新しい発見や学びがあり、寝る前の読み聞かせにもおすすめです。
まとめ

今回は、絵本作家・柴田ケイコさんのプロフィールや経歴について紹介しました。
作品の背景を知ることで、絵本の魅力がより深く感じられたのではないでしょうか。
紹介した中で気になる作品があれば、ぜひ次の1冊として手に取ってみてください。
親子の時間が、もっと楽しく、もっとやさしく変わっていくはずです。